幼児向けの性教育絵本はこれ!実際に選んでよかった絵本と我が家の性教育


子どもに早めから性教育を教えたい、けどいつから?どうやって始めよう?
というのは悩みますよね。

我が家にも3歳の息子がいますが、男の子だからまだ良いということはないんですよね~

同じくらいの子供が性犯罪の被害にあったりと、悲しいニュースを見ることも最近では少なくありません。

「性的ないじめや性犯罪の加害者・被害者になってほしくない」
「思春期までに正しい知識を身に着けさせたい」

日本での性教育はかなり遅れているとよく言われますが、なかなか幼児のうちから学ぶ機会ってないんですよね~

保育園や幼稚園でも、ほとんど教えてくれることはありません。

性についての正しい知識を身につけて、自分の身を自分で守ってほしい!!

そんな思いから、我が家では3歳から子供に本を読んだりすることで、少しずつ学ぶようにしてきました。

息子はとても好奇心旺盛でやんちゃなタイプなので、保育園や幼稚園でだれかを傷つけてしまわないか不安だったのです。

・いつからなぜ性教育を始めた?
・幼児の性教育におすすめの本は?
・家庭でできることはどんなこと?

について、我が家で行っていることを中心に紹介していきます。

これから始めたいと考えているパパママにとって、少しでも参考になれば幸いです。

性教育を始める時期はいつから?

いつから始めるべき?というのは悩みますよね。

子どもそれぞれ発達のスピードも違うので、理解するにも個人差があるのは当然です。

我が家では、ちょうど3歳になる頃から始めました。

【始めてみたきっかけ】
・3歳前にトイトレが完了し、子供自身でトイレに行く習慣ができた
・言葉の語彙がぐっと増え、多くのことを理解するようになった(「なんで?」と疑問を持ったり、どんどん質問されることも増えた)
・幼稚園入園を控えていた
・第二子を妊娠し、子供自身が赤ちゃんや子供に強い興味を持ち始めた

まわりでは、「まだそんなこと教えてない!」「今はまだ理解できそうにないから」という感じで、3歳には早すぎると思っている人も多そうです。

先輩ママさんに聞いても、ちゃんと親が教えたのは小学生になってからかな?という声も。

でも、3歳児でも十分教えられることもありますし、習慣化していくことで意識づけしていくことはできるんです!

とくに幼稚園で集団生活を始めるまでには、本当に基本的なことだけでも身に着けてほしいな~と思っていました。

幼児の性教育におすすめの本

ここでは、実際に我が家でも読んできた本を紹介していきますね。
対象年齢はさまざまですが、2~5歳頃のお子さん向けだと思う絵本を集めています。

おちんちんのえほん


そのままのタイトルではありますが、3~5歳くらいの男の子はこの言葉だけでも楽しめちゃうってあるあるじゃないでしょうか?

言葉だけがひとり歩きしてしまうみたいな。

とにかく男の子はおちん〇んが気になり、4歳頃になるとひたすら連発している男の子も多いですよね~汗

対象年齢が低く、そこまで具体的ではなくふんわりと書かれているので、初めてにとっつきやすい1冊。

性差のことやトイレのことなども分かりやすく書かれているので、トイトレ中のお子さんでも内容的に良いかもしれませんね。

だいじだいじどーこだ?


とくにだいじな部分、触ったり触らせたりしちゃいけないところを覚えていきます。

プライベートパーツ(ゾーン)を覚える・意識することは、幼児の性教育でもとても大事で初歩です。

「水着で隠れている部分は触らないよ」と教えることも多いですよね。

これは多くの性教育にまつわる絵本で触れられることですが、この本はなかでもシンプルで対象年齢が低めです。

自分自身(のからだ)も大切にしないといけないし、他人も大切にしなければいけないということが学べます。

パンツのなかのまほう


絵がとてもかわいらしく、性教育にまつわる絵本の中でも物語性が強く、子どもも抵抗なく絵本に触れられそうです。

いかにもという感じのタイトルではないので、親目線でも安心感があるかもしれません。

ダイレクトではないことが、かえって手に取りやすいというのは親子どちらの目線でもありますからね~

作者は実際にあった性犯罪の事件の取材に携わったということもあり、とてもメッセージ性が強く、絵本ながら大人でも考えさせられます。

ぼくどこからきたの?


下の子が生まれるときに直面しがちなのが、「赤ちゃんはどこからきたの?どうやってできたの?」問題ですよね。

この問いに答えるのは、年齢によって答え方もありますし、とても難しいですよね・・・

言葉ではなかなか説明するのは難しいので、こんな本に頼ってみるのもひとつ。
谷川俊太郎さんが訳しているんですよね~

子どもの疑問にダイレクトに答えられなくても、きっかけがつかめるのが良いですよね。

息子も「ぼくは星から来たんだよ」「卵から生まれてきたんだよ」などいろいろなことを言いますが、実際に自分の言葉で説明しようと思うと、私自身だいぶ戸惑ってしまいます。

★★★本を選ぶときには・・・

いきなり深い内容になってしまえば、やはり子供は興味すら持ちません。
自分の興味のある本以外見ないという子もいますよね。

本を選ぶときには、やはり子どものレベルに合った本を選ぶことで、少しでも興味をひくことができます。

小学生向けに書かれた性教育の本もかなり多いですが、幼児でも分かるものもあれば、かなり難しいものもありますからね~

買ってみても食いつかないということはよくあること。
まずは、図書館などで探してみるのも良いと思います。

普段であれば、子供が興味のある絵本を本屋や図書館で選んでもらっていますが、性教育にかかわるこのような本は、私自身で選んで読んでみました。

我が家で行っている性教育

・子ども自身で自分の体を洗う(大事なところは人に触らせない)
・トイレは一人でする
・親でも子どもの大事な部分を触らない

家のトイレは自分ひとりで入っていき、鍵まで閉めてしまいます。(これは子供自身の意思で始めました)

誰かに見られるのは嫌なようなので、子どもに呼ばれるまで近づかない、離れて見守るスタイル。笑

また、パパママがトイレのときは後追いしてついてきたりもしましたが、鍵を閉めて中には入れないようにしました。

息子の友達が遊びに来た時も、人がトイレに行くたびに気になるようで、一緒にトイレまでひっついていくことがあったからです・・・
とくに相手が女の子の場合は、その子自身もお母さんもよくは思わないので、絶対に避けたいところ。

トイレはとにかくプライベートな空間であることを意識させて、「見ない・見せない」を徹底することが大切かな~と。

お風呂はさすがに一人で入るわけにはいかないので、仕方がない部分もありますけどね。

ただ、我が家では私自身が早めから意識をしていても、夫が協力的ではありませんでした・・・
ふざけているときに子どものお尻をめくったり、おちん〇んを触って面白がったり。

もちろん家の中でだけですが、じゃれあっているつもりでも、そこは家族みんなで協力しないと習慣にならないですよね・・・(モヤモヤ

なので、夫にも口うるさく性教育の大切さを伝え、少しずつですが一緒にできるようになっていきました。

あとは、大人が反応しすぎないことも大事ですよね。

たとえば、「パンツを脱いでパパに見せたら笑われる」とか「お風呂でママの胸をさわったら、いや~んと言われる」とか、あるあるじゃないでしょうか?

子どもはやっぱりそんな大人の反応を見て、楽しんでしまいます。

へんに笑っても叱っても、これくらいの子どもはいちいち親の反応を楽しみますよね~苦笑

なので、いちいち反応せずにスルー!流してしまうくらいの感覚でも良いと思います。

さいごに

もちろん、ここでは我が家の事例を中心に紹介していますが、家庭やお子さんの発達によってやり方はさまざまあると思います。

我が家では、(今の段階では)早すぎたとも遅すぎたとも思わず、理解するにはちょうど適切な時期に始められたと思っています。

“性教育”といっても、もちろんダイレクトな過激なことばかりではないですからね。
体のことや自分の生まれる前のことなど、いろいろな知識を身に着けることができます。

子どもの親しい友達の中には、「いや!やめて!」が言えないような女の子もいて、いじめや嫌がらせをされても誰にも言えないのでは?とお母さんが心配しています。

そういう性格や個性に関する心配もありますよね。

「こういうときにはやめて!ってはっきり言ってよいんだよ」「友達がいやって言うことは何回もしないんだよ」ということも、少しずつ覚えていきたいですよね。

性教育にかんする絵本では、そんなことから学べることが多いので、ぜひお子さんといっしょに読んでみてはいかがでしょうか。

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